この食材が体臭を減らす

食物には体臭の原因となる物があるように、体臭を減らせる食物もあります。
体臭を増やす原因となる食物が酸性と言われる属性を持つのに対し、体臭を減らす食物がアルカリ性食品と言われることが多いようです。

アルカリ性食品の基準

食材や料理にはアルカリ性食品と酸性食品がありますが、その基準はあまり知られていません。
肉料理が酸性食品であり、海藻類がアルカリ性食品であるのはよく知られていますが、貝はどちらでしょうか。
どうすれば貝という食材が酸性かアルカリ性か調べることができるのでしょうか。
食べ物を消化することは酸化させることですので、食べ物に対して酸化を徹底気に短時間で行えば残った物質の特性を調べることができます。
実はこの方法はとても簡単で、食物を燃やしてしまえばよいのです。
燃やして残った灰を水に溶かしてそのペーハー値を図り、7前後(6.0以上 8.0以下)ならば中性、6.0未満は酸性、8.0以上はアルカリ性とするのです。
食品を燃やした灰が酸性やアルカリ性を示すのは、灰の中に酸性を示すミネラル分である塩素、リン、硫黄などが含まれるか、アルカリ性を示すミネラル分であるナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムが含まれるでかで決まるのです。

海藻類はアルカリ性食品の代表選手

酸性食品の代表的なものは肉ですが、アルカリ性食品の代表はナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムをふんだんに含んだ食物として海藻が挙げられます。
昆布やワカメなど海藻類の中に含まれるナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル物質は重量比で野菜の3倍以上といわれています。

海藻を食べるのは日本人が中心の理由

一時期、海藻を分解する酵素を持っているのは日本人だけといった意見が広まったことがありましたが、これは被験者のサンプル数の絶対値が少なく全世界的な統計によるものでなかったため、注目されることはあまりありませんでた。
しかし、これとは別に海藻は他の国と比べて日本では主要な食材の一種となっています。近年は日本だけでなく世界的にも有名な日本食の代表選手となった「寿司」も海藻の「海苔」があってこその料理と言えます。
なお、た、おでんでには欠かすことのできない昆布もおでんの具材以外の殆どの日本食にダシとして使われています。
また、ワカメは味噌汁の具として豆腐と並ぶ両雄として君臨しています。
これは、日本が周りを海で囲まれた環境であるため、新鮮な海藻をいつでも手に入れられたことと、肥料や手間をかけることなく一年中収穫できるため、安価な食材だったことが挙げられます。

海藻のミネラルは凄い

ちなみに、ひじき100gあたりのミネラル成分はナトリウム1.4g、カリウム4.4g、カルシウム1.4g、マグネシウム0.62g、リン0.1gです。
ワカメ100gあたりでは、ナトリウム9.5g、カリウム0.44g、カルシウム0.82、マグネシウム0.41g、リン0.3g、ヨウ素0.008.5g、となります。
昆布は100gあたりナトリウム2.7g、カリウム5.2g、カルシウム0.67g、マグネシウム0.58g、リン0.24g、となっています。
このミネラル含有率は健康食品どころか下手な医薬品以上のミネラル含有量です。
通常、健康食品や医薬品は成分の表記に1gの千分の一にあたるmg(ミリグラム)を使っているので、これで表記するとひじき100gあたりのカリウムが4400mgで「〇〇1000mg配合!」なんてCMは一瞬で霞んでしまいます。
これだけの栄養があり、アルカリ性食品であり、体臭も予防できる食品は他にありません。
日本人の食卓に古くから海藻が取り入れられていたのは、入手しやすさと価格以外に健康に寄与するという一番大きな理由があったのです。

9月 27, 2018